令和5年度 学校長あいさつ

 

 

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校長 濵口 和弥(はまぐち かずや)

 

 徳島県立つるぎ高等学校のホームページを御覧いただきありがとうございます。
 今年度より校長に就任いたしました校長 濵口和弥 と申します。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 本校は、県西部の美馬郡つるぎ町に位置する専門高校で、平成26年4月1日に貞光工業高校と美馬商業高校が発展的に再編統合して開校しました。
 本校には、工業科と商業科があり、それぞれの特色を生かした教育活動を展開している創立10周年を迎える新しい学校です。
 さて、徳島県では、令和元年度から教育、学術、文化及びスポーツの振興に関する施策の根本となる方針として、令和元年8月に、「徳島教育大綱」が策定され、本校におきましても、新しく策定された「徳島教育大綱」をもとに、教育活動を展開しています。この「徳島教育大綱」の基本方針として、『未知の世界に果敢に挑戦する、夢と志あふれる「人財」の育成』が示されており、この基本方針に沿って、本校の校訓である「協力」「創造」「挑戦」のもと、「地域に根ざした工業教育・商業教育を推進し、たくましい実践力と創造性に富み、地域社会の発展に貢献できる高い志と専門的な技術を有するスペシャリストを育てる」、「人権尊重の精神を養い育み、友愛と協調を重んじるとともに、さまざまな人権課題の解決に向けて努力する生徒を育てる」ことを本校の教育方針として、教育活動を展開しています。具体的には、全普通教室に導入された大型電子黒板等のICTを効果的に活用することで、「主体的・対話的で深い学び」に向けた授業改善等を図るとともに、「個に応じた指導」にも重点を置いた教育活動を展開することとしており、これらの活動を通じて、「21世紀型能力」に対応した「生きる力」を育成するように取り組んでいます。
 このような学びの変革が進行している中で、学校を取り巻く状況は、新型コロナウィルス感染症、ウクライナ問題、世界的な金融不安など、これまで経験したことのない未来の予測が難しい混沌とした社会となっています。さらに、これまで求められていたグローバル化や情報化への対応のみならず、第四次産業革命時代の到来や内閣府が目指すSociety5.0社会などにも対応できる人材の育成が求められています。
 これらの状況に、柔軟に対応できるよう工業科・商業科併設のメリットを生かした「つるぎ高校ならではの教育」を推進することにより、持続可能な社会への貢献に努め、「ふるさとを愛し、人権を尊ぶ協調親和の精神を持ち、地域の発展に貢献できる実践力と問題解決能力を身に付けた生徒」、「将来のスペシャリストをめざして、絶えず新たな知識や技術を習得する創造性豊かな生徒」、そして「心身ともに健康で高い志を持ち、社会から信頼され、チャレンジ精神を持った生徒」の育成に努めてまいります。
本校に関係する皆様方に、引き続き本校の教育活動に御理解と御支援をいただきますようお願い申し上げ、御挨拶とさせていただきます。

令和5年4月 校長 濵口 和弥