電気科
中学生の皆さん、電気科ってどんな勉強をしているか知っていますか?
電気科ってどんな勉強をするところ?
電気は世の中を支える、なくてはならないエネルギーです。
電気は発電所でつくられ、電線を通して遠くの町まで運ばれていきます。
その電気は,どのように使われていますか?
電気をつかって動く機械には、電気自動車やロボット,エアコンなどがあります。
また,電気は目に見えない電波になって情報を届けることができます。
それを目や耳で感じられるようにするのが,テレビやスマホです。
他にも,病院では様々な医療用機器が患者さんの命を守ったり,
信号機は自動車や自転車、歩行者の交通整理を24時間自動で行ったりしています。
このように、電気は私たちの暮らしや命を守り、豊かで便利なものにしてくれます。
電気科では、世の中を支える電気のつくり方や電気の届け方、
電気の利用方法など、電気に関する知識や技術を幅広く学ぶことができます。
オームの法則の実験
これは「オームの法則」を使った計算式と回路図です。
これは回路図を見て接続し,値を求めたものです。
電流計と電圧計を見ると,おおよそ計算通りの数値になりました!
※斜め上から撮影していますので針は鏡に映っている像を見てください。
また,実験には誤差がつきものです。詳しくは高校で。
さて,前回の答えは
東日本がドイツで,西日本がアメリカです!
交流電圧の観測
右側のオシロスコープは交流電圧の波の形を画面に表しています。
交流の電圧は様々な発電所から送られて,電線をとおって家庭に届きます。
交流電圧は,写真のように大きさと向きが周期的に変化します。
縦幅が電圧の大きさ,横幅が時間を示しています。
交流の周波数とは、1秒間あたりの振動の回数のことです。
交流では+極と-極が交互に入れ替わっているので、 1秒間あたりの入れ替わった回数で周波数を求めます。
ここで問題です!
西日本は60Hz,東日本は50Hzと周波数に違いがあります。
これはそれぞれ違う国から輸入した発電機を使用していたからです。
東日本はどこで,西日本はどこから輸入したでしょう?
答えは次の投稿で!!!
3Dプリンターの実習
これは,3Dプリンタの実習で製作した作品です。
これが3Dプリンタの本体です。
3Dプリンタは,パソコンでモデリングしたものを立体物として作り出せます。
造形にはとても時間がかかりますが, できあがったものを見ると達成感があります!
やってみたいなという人は電気科にゴーゴゴー!!
工場の自動運転 空気圧ロボットによる仕分け作業
近年,人に代わってロボットが作業をすることが増えてきていますね。
そのことを「FA」と言います。
FA・・・ファクトリーオートメーション,「工場の自動化」という意味があります。
本実験では,白と黒のブロックの仕分け作業を行いました!
これが白のブロックのときです。
これは黒のブロックのときです。
ご覧になったとおり,白の場合は手前の青い箱まで運ばれました。
一方,黒の場合は途中で押し出され黄色い箱に入りました。
これがFAによる仕分け作業です!
ディジタルICの実験
「デジタルIC」とは、ある仕事をするための専用回路です。
私たちの社会に存在するICの大半は、デジタルICです。
今回は自動販売機の仕組みについて考えよう!
①最初,お金を入れず,ボタンも押さない⇒ジュース出ない…
②次にお金を入れるが,ボタンを押さない⇒ジュース出ない…
③次はお金を入れずにボタンを押す⇒ジュース出ない…
④最後はお金を入れてボタンを押す⇒ジュース出る!!!
いかがでしたか?
電気科で学んだ技術は世の中を動かしています。
このような機械は,精密かつ安全に私たちの暮らしを支えています!
是非一緒に学んでみませんか?
第二種電気工事士実技試験受験(電気科1年生)
7月23日(日)徳島大学にて、本校の電気科1年生が第二種電気工事士実技試験を受験した。
試験対策練習の成果を発揮し、受験後、生徒たちから「時間内にミスなく完成できた」との声が多数寄せられた。
実技試験会場に入る生徒たち
第一種電気工事士筆記試験受験(電気科1年生)
10月1日(日)徳島大学にて、本校の電気科1年生が第一種電気工事士筆記試験を受験した。
受験後、生徒たちから「合格できていると思う」との声が多数寄せられた。
試験会場内に入室 試験後に担当教員と解答確認
「第1種・第2種消防設備点検資格者」合格(電気科2年生)
電気工事士資格取得者の更なるスキルアップのために、電気科生徒2名が8月下旬に高知市内で実施された消防設備点検資格者講習及び修了考査に、つるぎ高校生として初めて挑戦し、免状取得しました。この資格を取得すると、防火対象物に設置されている、ほぼすべての消防用設備等の定期点検及び消防機関への報告ができるものです。
消防設備等を適切に点検することで、災害時の人命救助に役立つ人材として活躍することを期待します。
講習会場(高知市) 講習会の様子
光センサーで遊ぼう!
中学生の皆さん,こんにちは。今回は「光センサー」の働きについて紹介します。
市販の電気部品と「ブレッドボード」を使って実験してみました。
光センサーは,周りの明るさに応じて抵抗が変化する部品で,ブレッドボードは,部品を差し込むだけで簡単に回路が作れます。
光センサー(足に+,ーの向きはありません)
ブレッドボード
光センサー回路を作ってみよう!
今回はこの回路を作ります!
そして完成した回路がこちらです。LED(発光ダイオード)が光りました!
しかし,光センサーをケースでおおい隠すと…
LED(発光ダイオード)が消えました!※おおい隠す途中の写真ですが青い光りが薄暗くなっています(^^;
Q.なぜ,光センサーをおおい隠すとLEDが消えるのでしょうか?
答えの前にLED(発光ダイオード)の復習です!
足が長い方が+側,短い方が-側です。逆につなぐと光りません!
先ほどの問題の答えは・・・・・・
A.光センサーは周りの明るさに応じて抵抗が変化します。
ケースでおおって周りを暗くすると抵抗が大きくなり,電流が流れないからLEDは光りません。
周りが明るいときは抵抗が小さくなり,電流が流れるのでLEDが光ります。
まとめ
今回の光センサー回路に,ある工夫をすると暗くなったら光る,明るくなったら消えるようになります。
これは道路や公園の街灯など身近な多くの場所で使われています。
光センサーは明るさを感じ取る人間の眼の働きをしまーーーーす!