池田陣屋復元に挑む
2026年3月24日 00時00分 [建設科]徳島県立つるぎ高等学校 岡本 和之
中村 公大
つるぎ高校では、生徒が日本の伝統建築を実践的に学ぶことを目的に、徳島県にゆかりのある歴史的建造物の復元研究と模型制作に貞光工業時代を含め約40年にわたり取り組んできました。
資料の収集や遺構の調査、古文書に残る絵図の分析を重ね、徳島城御殿や天守をはじめ、数多くの復元図・復元模型を制作し、その成果は徳島県立博物館や徳島城博物館で展示されています。
今回は、江戸時代に三好市池田町に置かれていた池田陣屋・代官所の復元模型制作の取り組みを紹介します。
かつて地域の行政の中心として重要な役割を果たした池田陣屋は、明治初期に解体され、その姿は長く不明のままでした。私たちは古文書や資料を丹念に読み解き、先輩から後輩へと受け継がれてきた技術と情熱をもとに、その姿を現代によみがえらせようとしています。
完成へ向けて挑戦を続ける生徒たちの姿とともに、池田陣屋復元の歩みをご覧ください。
●資料
図1 池田陣屋全体配置図・立面図
この図は三好市教育委員会が所蔵する「池田村御陣屋絵図(弘化3年頃)」を基に本校の生徒がCADで作図したものです。原図は縮尺が6分1間で描かれており、1間を1970mmで換算すると陣屋の敷地は東西108.4m、南北43.3mとなります。このことから敷地面積は約4694㎡となります。この敷地の中に陣屋や代官所が建っていました。
● 作業風景
図2
陣屋南西部分の漆喰塀や漆喰塀の瓦の仕上げをしています。
建設科 建築コース 建築クラブ