ふるさと協働に関する事業
「にし阿波エシカル未来創造キャンパス」発表会参加(令和2年度)
令和2年11月29日(日)に「にし阿波エシカル未来創造キャンパス」発表会がつるぎ町農業構造改善センターにおいて開催されました。本校からは代表者3名が出席しました。これは,世界農業遺産の魅力やその継承方法,集落存続について高校生の視点で考え,発表するものでした。当日は,西部4校(つるぎ・脇町・穴吹・池田)の発表がありましたが,本校は「SDGsを見据えた地域の未来創造」というテーマで,日頃の取組内容を発表しました。ファシリテーターの大石和男氏(文化庁文化財調査官)から野鍛冶技術継承や石積み調査などに期待の声を寄せていただきました。今後も,世界農業遺産についての学習活動を進めていきます。また,この模様は令和3年1月8日「旬感!あわだより」等で放送予定です。
世界農業遺産講演会(令和2年度)
令和2年12月21日(月),本校において2年生を対象に世界農業遺産についての講演会が開催されました。徳島剣山世界農業遺産推進協議会事務局の大島理仁さんを講演者にお迎えし,「世界農業遺産にし阿波地域」のテーマで講演をしていただきました。にし阿波地域が世界農業遺産に認定された経緯やその魅力,奥深いふるさとの大切な価値について講演をしていただきました。最後にふるさとを大切に思いながら今後の人生でもそれぞれの道で頑張ってほしいとメッセージをいただきました。生徒からは,「自分達の住んでいる地域がこんなに素晴らしいとは思わなかった」,「ふるさとを今後も大切にしたい」などの感想が聞かれました。今後も,世界農業遺産についての学習活動を進めていきます。
プログラミング出前授業「岩倉中学校」(令和2年度)
令和3年2月18日(木),本校生徒が岩倉中学校においてプログラミング出前授業を実施しました。本校からは電気工作部2年生8名が参加し,中学校側は2年生の皆さんが参加してくれました。
授業では高校生があらかじめ自作したレゴロボット5台を持参しました。最初にプログラミングによるレゴロボット制御について全体説明があり,その後4班に分かれて班活動を行いました。高校生は各班に一人ずつの担当で中学生と共に活動しました。中学生の皆さんは非常に積極的に活動に参加してくれました。最後は,各班で協力して考えたオリジナルプログラムによりロボットを制御し,コースを使ってレースを行いました。
最後のレースも盛り上がり楽しい雰囲気で授業を終えることできました。本校生徒からは,「中学生が楽しんでくれて良かった」,「中学生に教えることが難しかった」などの感想が聞かれました。
授業に協力していただきました岩倉中学2年生の皆さん,関係の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。
ふるさと協働実施委員会(第2回)開催
令和3年2月24日(水)本校におきまして,ふるさと協働実施委員会(第2回)を開催いたしました。
本校事務局より事業に対する中間報告の後,委員の皆様より事業に対する様々なご提言をいただきました。委員の方からは「アンケートでは地域貢献したい生徒の割合が多いので心強いが,その生徒を学校教育の中でしっかり伸ばして後継者を育ててほしい」「アンケートからも生徒の意識が高まっていることが読み取れる」「生徒自らさらに活動内容を外部に発信してほしい」「地元企業への就職意識が高まるように企業も努力したい」「活動を通して身につけた技術を高校生が他の人に教えていく活動も大切」「活動内容をさらに授業の中で様々に展開させてほしい」「HPを見ているが、コロナ禍でもこれだけの活動ができたことは素晴らしい」「行動や体験が学びに繋がっていくので,システム化し,その繋がりを持たせていくことが大切」などの意見をいただきました。本校に対する委員の皆様のご期待を痛感し,改めて本校が果たすべき地元貢献の重要性について再認識いたしました。
各委員の皆様より賜りました貴重なご意見を参考にさせていただき,来年度の活動に生かしていきたいと思いますので,引き続きのご支援・ご指導をお願いいたします。
台湾オンライン交流(令和2年度)
令和3年3月17日(水),本校代表生徒12名と教職員5名が海外の姉妹校である台湾国立二林高級工商職業学校とテレビ会議システムを利用し,オンライン交流会を実施しました。
最初に校長挨拶の後,交流記念品として両校の生徒が製作したオリジナル木工作品等を紹介し,国際便で贈り合う運びとなりました。その後両校のプロモーションビデオを紹介し,次に「少子化の現状と学校の地域貢献について」をテーマにプレゼンテーションを行い,それに対しての意見交換を行いました。互いに少子化の問題を抱える中,高校生による地域貢献活動への熱意が感じられる白熱した交流会となりました。
コロナ禍で国際交流が困難な最中,改めて国際交流の大切さを感じた本校生徒からは,「台湾の地域貢献活動が勉強になった」,「コロナが終わればぜひ台湾に行ってみたい」などの感想が聞かれました。今後も世界農業遺産を含めた地元の魅力を海外に発信していきます。
最後になりましたが,通訳を含め交流会にご協力していただきました徳島県観光協会の皆様に厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
台湾姉妹校より交流記念品到着
本校は,令和3年3月17日(水)に姉妹校である台湾国立二林高級工商職業学校とオンライン交流会を実施しました。その際,互いの交流の記念の証に記念品を送り合う計画になっておりました。
先日,台湾より3つの記念品が届きました。一つは,掛け軸で校長先生が「百年樹人」と揮毫されています。これは中国の格言で「百年かけて人材を育てる。長い目で人材育成をする」という意味です。二つ目は,柿のガラス製品です。台湾では柿は縁起物です。三つ目は,生徒手作りの木製のキーホルダーです。一つ一つの形が異なり,生徒が心を込めて製作したことが手にとってわかるオリジナリティー溢れる作品です。
コロナ禍で国際交流が困難ですが,記念品を大切に使わせていただきます。これからも本校では,台湾姉妹校と同様に地域貢献の活動を展開していきます。台湾の皆様,本当ににありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。
世界農業遺産学習「茶摘み体験」(令和3年度)
令和3年5月19日(水)に電気科3年生24名が,三好市井川町井内の近藤修様および大西初廣様宅の農場に出向き,茶摘みを体験しました。世界農業遺産であるにし阿波地域の傾斜地農耕システムで栽培されている茶について学習しました。まずは,地元の方から説明を受け,生徒一人一人が手摘みで茶を収穫しました。その後,阿波みよし農協の井川製茶工場を見学しました。工場では宮成様より機械の説明や煎茶の製造工程の説明を受けました。生徒達の大半が初めての体験で,「貴重な体験ができて良かった」,「作業が大変で年配の方がしているのに驚いた」,「手摘みの大変さがわかった」,「製造工程が思ったより長く,工場の機械が大きかった」などの意見がありました。本年度も,世界農業遺産についての学習活動を進めていきます。
ふるさと協働実施委員会(第3回)開催
令和3年5月21日(金)本校におきまして,ふるさと協働実施委員会(第3回)を開催いたしました。
事務局より,本年度の事業計画や新規事業に対する報告の後,委員の皆様より事業に対する様々なご提言をいただきました。委員の方からは「道の駅貞光ゆうゆう館とつるぎ高校が連携して互いに発展し合うことが地域にとって大切」「会社として協力できることがあればぜひ協力したい」「つるぎ高校で地域のことを学んで,それぞれの地域にもって帰って活かしてほしい」「高校生が地域のために事業を実施してくれることは有り難い」「県外大学進学者には,県の奨学金返還についての支援があることを知って活用していただきたい」「小中学校の地域学習の効果が高校で現れている」「事業に関する教育プログラムを作成してほしい」「事業を通して学校文化の継承につなげ,継続性を保たせてほしい」などの貴重な意見をいただきました。本校に対する委員の皆様のご期待を痛感しました。
各委員の皆様より賜りました貴重なご意見を参考にさせていただき,本年度の活動に生かしていきたいと思いますので,引き続きのご支援・ご指導をお願いいたします。
お茶の生葉染め体験(家庭クラブ・ふるさと協働)
令和3年5月27日(木)に地域ビジネス科2年生4名と電気科3年生12名の計16名が,本校食物実習室において,生葉染めを体験しました。先日,三好市において摘んだ茶を原料に茶葉の煮出しから媒染まで体験しました。生徒達は初めての体験で,「自分たちで摘んだお茶がこのような形で利用できるとは思わなかった」,「飲むだけでないお茶の使い方がわかって良かった」などの意見が聞かれました。校外の体験から校内へ持ち帰っての学習で地元特産品への理解が深まりました。染めた布は,不要となったカーテンを使用しました。完成した染め物は,コースター等に再利用したいと思います。
世界農業遺産学習「オンラインによる野鍛冶学習」(令和3年度)
令和3年6月10日(木)機械科3年生45名と電気科3年生25名の計70名が,オンラインによる野鍛冶学習に取り組みました。つるぎ町一宇の大森様宅の作業場に生徒4人が出向き,野鍛冶を体験しました。昨年度からの継続事業となりますが,今回は五寸釘からペーパーナイフを製作する体験に取り組みました。
作業内容は,オンラインにより本校に中継され,生徒一人一人がタブレットを活用し,野鍛冶技術の指導を受けました。全員が初めての体験で,「教科書で習った鍛造について,体験できて良かった」,「鉄の色の変化や形が変形する様子がリアルだった」,「実習のオンライン中継は初めてだったがわかりやすかった」,「自分も現地でやってみたかった」などの意見がありました。今後も,世界農業遺産についての学習活動を進め,野鍛冶技術の伝統を継承していきます。